店舗経営のリスクをチェック!
実際の事例から考える7つのチェックポイント
損害賠償責任
2018.02.27
テナント保険は、店舗設備・什器への損害から、大家さんやお客さまへの損害賠償責任など、テナント入居に伴うさまざまなリスクを幅広く補償する店舗保険で、店舗経営に欠かせないツールです。
今回は店舗保険のご契約者さまからいただいた質問をもとに、店舗経営者が管理しておきたい7つのチェックポイントをまとめました。
あなたは店舗経営のリスクをどれくらい管理できていますか?
目次
店舗経営に潜むリスクを把握していますか?
店舗経営にはさまざまなリスクが潜んでいます。たとえば、飲食店では食中毒が発生した場合の営業停止に伴う損失、理美容業では施術中のトラブルによる賠償金の支払いなどがあり、想定外の損害賠償責任を負ったことで事業継続が困難になるケースもあります。
安定した店舗経営を続けていくため、店舗経営に潜むリスクを把握して、テナント保険でカバーしておきましょう。
テナント賃貸の契約内容を理解して、リスクを事前にカバーしていますか?
テナントの賃貸契約には、大家さんに対して借主が負う義務が定められています。
たとえば、飲食業などで発生しやすい排水管のつまりによる漏水事故への対応では、どのようなケースで原状回復義務が生じるのか、テナント入居者の義務が明示されているのです。
テナントの賃貸契約を細かくチェックして、テナント保険からスムーズに保険金が支払われるように準備しておきましょう。
お客さまに対する損害賠償責任が発生するリスクを認識していますか?
業態によっては、お客さまに対する損害賠償責任が発生するリスクが潜んでいます。
飲食業では……
- アルバイトのスタッフが接客中に飲み物をこぼして、お客さまがやけどをしてしまった
- 提供した食べ物が原因でお客さまが食中毒になり、入院してしまった
理美容・サロン業では……
- 施術中に熱湯をかけてしまい、お客さまがやけどをしてしまった
- ひげを剃っているとき、お客さまの顔に傷をつけてしまった
こうしたトラブルで発生する損害賠償責任は、テナント保険でカバーできます。素早く賠償金が支払われる環境を整え、お客さまから信頼を得られるようにしておきましょう。
火災や盗難など、店舗設備への備えはできていますか?
店舗経営では火災や盗難、落雷、水漏れなどのリスクがあり、店舗設備や店舗什器に損害が生じると、事業再開に向けた出費が大きな負担になります。
こうした店舗設備や店舗什器に対する損害は、テナント保険で補償しています。不測の事態が生じても安心して事業を続けられれば、ご契約者さまだけでなくスタッフの皆さんも安心して働けるはずです。
テナントのオーナーに対する賠償責任が発生した場合の備えはできていますか?
テナントのオーナー、つまり大家さんに対する損害賠償責任が発生すると、賠償金額が大きな負担になる可能性があります。
たとえば、お店から出火して建物が燃えてしまい、修理費用を大家さんに支払わなければならない……などのケース。こうした損害賠償責任は、テナント保険でカバーできます。巨額な賠償金支払いリスクを回避して、経営不安を解消しておきましょう。
店舗や設備の欠陥・管理などで第三者に損害賠償責任を負った場合の備えはできていますか?
店舗設備に欠陥や管理ミスがあると、第三者に対する損害賠償責任が発生する可能性があります。
- たとえば……
-
- フロアのタイルがはがれているのをそのままにしていたところ、タイルにつまずいたお客さまが転倒して骨折してしまった
- 強風にあおられた店舗の看板が落下し、歩行者に当たってけがをしてしまった
……など。
店舗設備の欠陥や管理ミスに起因して発生する損害賠償責任は、店舗保険でカバーできます。テナント保険を活用して、突発的なリスクに備えておきましょう。
店舗経営には、想定していないリスクが潜んでいるのをご存じですか?
店舗経営では予測不能な事態が発生し、想定外の損害賠償責任を負うケースもあります。
- たとえば……
-
- お客さまを万引き犯と間違えてしまい、訴訟に発展してしまった
- 排水管から漏れた汚水で下の階のテナントの商品がすべて売り物にならなくなり、損害賠償を請求されてしまった
……など。
テナント保険はご契約者さまが管理しきれないリスクを幅広くカバーしています。そのため、想定外のトラブルがあっても素早く解決できますし、お金の不安も解消されます。
不安な点をクリアにして、安定した店舗経営を目指しましょう!
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